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2003年10月 アーカイブ

2003年10月31日

妄想代理人



今敏のアニメ。



東京・武蔵野で起きた通り魔事件。当初は被害者・月子の狂言が疑われたが、同じような手口の犯行が続出し、いつしか犯人は「少年バット」と呼ばれはじめる。被害者たちは皆、生きることから逃げたくなるような悩みを抱えていた。謎の通り魔をめぐる、サイコサスペンスだ。

1話完結で被害者となる人々のバックグラウンドが語られ、「少年バット」に関する謎は深まっていくという仕掛け。演出や作画を含めた“語り口”がエピソードごとに異なるが、総じてレベルは高い。ただ、1回見ただけではその面白さがわかりづらいという難点も。

今監督がこれまでの作品を作る中で、陽の目を見なかったアイデアの集大成だという本作。“ぱっと見は普通の人々”に宿るよこしまな欲望や抑えられない衝動をえぐり出す、監督ならではのイジワルな視点が光る。



最初の方は凄い面白くて引きこまれたが、後半になるにつれて微妙な感じに・・・。

一話一話が関連性を持って一つの物語となっている。



6つのスピーカーから音を出して爆音で鑑賞していたら、3話で喘ぎ声から始まるシーンがあり、かなり気まずかった・・・。

パーフェクトブルー



今敏監督作品。



アイドルグループの一員だった霧越未麻は、グループを脱退して女優への道を選ぶが、未麻にアイドルのままでいて欲しいと願うマニアックなファンの影が彼女を脅かす。ある日未麻は、「アイドルの未麻」が日記を書いているホームページを発見。そこには、彼女しか知らないはずの事実が書かれていた。それを見たときから、彼女は「アイドルの未麻」が実体化して自分をあざ笑う幻覚に悩まされるようになる…。



というサイコサスペンス。



今敏監督の作品は結構見るし、面白いと思うが、何かが微妙に欠けているような気がする。

しゃべり方がいかにも偉そうでどうも好きになれないのは俺だけ!??

ペイチェック〜消された記憶〜





極秘プロジェクトに参加し、その間の記憶を消して多額の報酬を得ていたコンピューター・エンジニアのマイケル。だが約100億円の報酬を得られるはずの大仕事を終えた彼に残されたのは、意味不明なガラクタだけ。しかもガラクタを送りつけたのは自分自身で、さらに何者かに彼は命を狙われていた。

その20個のガラクタが鍵として見事に機能し、緊迫感を喚起させるアクションと音楽がプロットをうまく機能させていると思う。



結構面白かった。

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