今日は本を読んだ。
少し遅いが、芥川賞を受賞した2作品だ。
『蛇にピアス』と『蹴りたい背中』
『蛇にピアス』は結構過激な内容だが、俺の心をがっちりつかんだ。
ピアスの穴を拡張し、彼氏のスプリットタンと刺青に魅せられていく少女。
実は俺も同じような時期があった。
1年ほど前まで耳にタバコが入る太さの穴が開いていた。
今思えば、あの時は何がしたかったのだろう。
人より目立ちたい。変わった事がしたい。
みんなに「すげぇ」って言ってもらいたい。
そんな感じだったのだろうか。
あの時は、広げ終わったたらその先に何があるのかなんて考えもせず、穴を開けていた。俺は将来の事を考えたり、他に自分を表現できるものを手に入れたから広げるのを止めたのかな。
この話に出てくる全ての登場人物の心境がなんとなくわかってしまう。
俺より年下の子がこんな作品を作れるなんてすごいとおもった
。『蹴りたい背中』は俺にはよく理解できなかった。
俺には文章能力・理解力が欠けてることを改めて感じた。
俺に力があれば、もっといろいろ吸収できていいのにな。